適正価格?(その1)

最近よく考えるのですが、品物やサービスなどについて

それぞれの「適正価格」って幾ら?

多くの人は、自分自身の今までの経験や

見たもの、聞いたこと、比較するなどして

そのものの値段が「高い」か「安い」かを

感じていると思います。

自分自身もそうだから・・・・・

「価格破壊」という言葉もあります


液晶テレビ


最近大型の電化製品販売店によく行きますが

特に「薄型テレビ」の価格が、今まで自分が思っていた価格と比較して

「安い!」と感じている人は多いと思います。

数年前に1インチ1万円と言われていたのが、ウソのようです。

逆に10万円する洗濯機は「高すぎる!」と言ってしまいました。

もちろん大手電気メーカーは、海外のメーカーなどに対抗して

テレビ製品などの値段を決めているのでしょうが、

それと共に、販売店からの大量発注を受けるための価格設定もあるのでしょうか?

電気メーカーがテレビ部門から撤退したというニュースも聞かれます。

その結果安値競争の結末は、社員のリストラ。

下請け会社の倒産などに進んでいきます。  悲劇です・・・



高速夜行バス事故


先日、長距離夜行バスの高速道路での、悲惨な事故が起こりました。

現在その原因などは、警察などで調査中とのことですが、

マスコミなどの報道などを聞くと、この事故の要因のひとつとして、

運転手の過剰勤務(法定内とのことですが・・・)もあったようです。

運転手は正社員ではなく、アルバイトだったとか。

寝不足でも、体調不良でも、無理して運転しなければならない状況もあったようです。

これも「安値競争」がこの悲劇を生んだものかもしれません。

運賃の「低価格化」、旅行業者からの発注金額の「値下げ強要」

「安くしなければ、仕事がなくなる」

「安全管理よりもコスト管理」

誰もはっきりとは言いませんが、「チョットぐらい無理せんと、商売にならへん」
という考えは、どんな業種の会社でも考えていることです。


労働基準監督署の職員は綺麗ごとしか言いません。

「労働時間の短縮」、「労働環境の整備」、「安全第一」・・・・

もちろん大切なことですが、この通りを実践して、

安定経営できる会社がどれくらいあるでしょうか?

それが出来ないことは解っているのに、

労働基準監督署はそれを求めます。

(書類さえ揃っていればOK?)

(労働基準監督署の責任では無い?)


ひとりごとですが・・・・・

そのために多くの中小企業は、監督署への報告書類にウソを記入してしまいます

「サービス残業」「休日出勤をしてもタイムカードを押さない」

「ケガをしても報告しない」等々。

表向き「労働者を守るため」の法律が、

事実は「労働者への過剰勤務強要」をさせることになっています。


本当の意味での「適正価格」が堅持されていれば、

もっと「適正な労働時間を守り職場の労働環境が良くなる」と思います。


でも消費者としては「コストアップは嫌だ!!」

「同じような物なら、少しでも安い物を買う!!」


社会の色々なバランスが崩れているのでしょうか?

(消費者) 収入が少なくなった→高いものは買えない

(メーカー) 商品が売れないから安くする→従業員のコストを下げる

(労働者) 労働条件がきびしくなる→収入が少なくなる


消費者は イコール メーカーなどに関係する労働者ですよね。




もちろん建築関連(住宅産業)の業界も同じなんです

今の住宅の建築費も「適正価格では無い」と言えます。・・・・・・・次回に続く




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春 -リセット-

4月 新年度? 新生活が始まる人達。

私が生まれた月でもあり、結婚式を挙げた月でもあります。

子供も大人も 多くの人々が「リセット」をする時期でもあります。

新しいクラスに変わったり、新しい学校に入学したり、

新しい会社に入ったり、人事異動があったり・・・・

良くも悪くも 自分自身を見つめ直し、

大げさにいえば、自分自身を変えることが出来る、タイミングでもあります。


でも私としては、設計事務所を立ち上げた時から、

この4月が特別な時期ではなくなりました。

もちろん入学したばかりの、大きなランドセルを背負った小学生を見たり、

桜の花を観たり、役所の担当者が変わったりすることで、

「春」は充分感じています。

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しかしながら私自身を「リセット」するのは、この時期ではありません。

特にシーズンはありません。


私は一つひとつの物件又は現場を完成させた時に、

その度毎に自分自身を「リセット」しています。

以前の事象や物件を経験として、

常に新しい事に挑戦したいと思っているからです。

今までの仕事を否定する訳ではありませんが、

私の経験からすると、まったく同じ条件の仕事は無いからです。

そういう意味では、他の人に比べると「リセット」する回数は多いかもしれません。


誰かが言っていたことですが、

人は「今」が変わる事に「抵抗」があります。

何故?「怖い?」「邪魔くさい?」「不安定?」いろいろ理由はあります。

でも本当はいろんな意味で「改革」に挑戦する勇気を持つべきだと・・・・

簡単な方ではなく、困難な方を選ぶべきだと。

変化のない「ゆるい流れ」のなかで生きていくことは、

たった一度の人生を無駄に使ってしまうのではないか?


春です。

もし今の自分や、廻りの環境に不満を感じている人は、

「リセット」するのに良い時期ではないのでしょうか?

ただしその結果が「成功したか」「失敗したか」

何年か先でないと解りませんが、それも「自己責任」です。

でも自分で自分の責任を取るということは、素晴らしい事だと思いませんか?


私は、最後に「我が人生に悔いは無し」と言いたいと思っています。



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ライフライン

私は若い頃から、建物の設計を、将来のラーフワークとするために、

建築の勉強をして、何とか一級建築士になることが出来ました。

江戸時代から残っている旧家を見学することも多く、

必然的に、その時代の生活を考えることもあります。

その時代はもちろんテレビやパソコン・給湯器・ガスコンロなどは無く、

照明はロウソクや菜種油などの灯りで夜を過ごし、

お湯を沸かしたり、食事を作るためには、薪や炭を燃やしていました。

飲み水も井戸水か、近くの川の水を使っていたとのことです。


でも、今の時代そんな生活出来ません!

私の家には「井戸」もなく、薪を焚く「カマド」もありません。

仕事で使うパソコンや、情報を得たりドラマを観るためのテラビは

電気が無ければ使えません。


家だけでなく、命を守る「病院」や、経済を動かす「工場」なども、

電気・ガス・水道などが無ければ、それを維持することは出来ません。


今、ニュースで騒がれている、電気料金やガス料金の値上げは、

今の時代、多くの公務員を除く、一般の庶民(公務員は高額所得者で、庶民ではない?)

にとっては、収入が減っているため、二重の苦しみになります。


東京電力に至っては、「電気料金の値上げを認めなければ、電気をストップさせる」

というメチャクチャな発言をしています。


何故私たちの国家(日本政府)では「ライフライン」としての電気やガスの供給を、

独占的に一企業に任せてきたのでしょうか?

地域で数社に分かれているとしても、根本的には我々庶民は、

その供給会社を選択することが出来ません。

そこに大企業がもつ既得権益や、

そこから提供されている献金政治等が無かったとは言わせません。

そしてそのツケが今私たち多くの庶民にまわってきているのです。


電気メーター
ガスメーター
水道メーター


今までも生活に困って、電気代やガス代・水道代が払えず、

それぞれを止められた家の中で、

凍死などで亡くなった方のニュースを見聞きしたことがありますが、

「先進国」と呼ばれていて、他国に大金を援助している私たちの国内で、

そんな事があっても良いのでしょうか?

誰の責任?

国民の弱者を守る最後の砦は「国・都道府県・市町村」などの

国民の税金で仕事をしている、公務員の皆さんではないのでしょうか?


今からでも遅くはありません、「ライフライン」の運営は公共事業として、

莫大な利益で潤っている一大企業に任せるべきではないと思います。

原発の安全性が100%確認できなければ、原発の再稼働はやめましょう。

そのために電力が不足するなら、皆で「節電」はしましょう。

それが国民の義務なら、そうしましょう。

でもそれは、国会議員や官僚・大手電力会社を守るためではなく、

国民のために。



そう、あくまでも「国民のために」を第一にすべきです。

でも今の「国会ゲーム・・・議員の保身主義・・・権力闘争等々」を見ていると

なさけない・・・・・・・・・・


誰か、本当に国民のことを考えてくれる人、どこかにいませんか?

3.11の1年後を迎えて

今日は一日中「東日本大震災」から1年の報道がテレビで流されていました。

1年前私もリアルタイムで、津波が街や田畑を飲み込んでいく映像を見ていました。

もちろん大阪にいる私は何もすることは出来ず、息をのむばかりでした。

津波被害1

この一年私に何ができたのか?何をしたのか?

何もできなかった・・・・・

正確に言うと、普段の仕事をして、家族や友人と変わらぬ生活を過ごしていました。

それだけでした。

でも普段の生活を、普通に送ることは、実はとても難しい事だと思います。


一年前に私が思ったこと。

本当は被災地に行って、少しでも役立つことをしたい。

ボランティアもそのひとつの方法かも?

でもこちらの仕事を放っておいて現地に行ってしまうと、

仲間や家族に迷惑をかけてしまう。


色々考えましたが、私が現地にいって出来ることは限られていて、

かえって足手まといになるだけでは・・・・

それなら私は大阪に居て、普通の生活を送り、仕事をして、

少しでも日本の経済に貢献して、関西から「日本は元気だ!」

「日本は必ず復興する!」と伝えられるようにしようと・・・・


建築士として出来ること・・・・

私も建築士のひとりとして、「被災建築物応急危険度判定士」に登録しており、

関西地域の近くで地震災害が起こった時、

大阪府から指示があれば、被災地に駆けつけて、

安全確保のための仕事をする義務を負っています。

その時は仕事を休んでも、社会の一員として、行動を起こさなければと考えています。


津波被害2

もうひとつ建築士としてしなければならないこと。

せめて私が携わる建物に対して、デザインや使い勝手が良く、

クライアントさんに満足してもらう建物を造ることだけではなく、

目に見えない部分であっても、

その建物の構造上の「安全」を確保し、

そこで生活や仕事を営む人々の「安全」に責任を負うこと。

ひとりの建築士として出来る、小さな約束。そして大きな責任。


この震災でお亡くなりになった多くの人々の魂に  ― 合掌 ―

死んでいった多くの動物たちに  ―  ―


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和室は必要?

最近の傾向なんですが、

クライアントと間取りの打合せをすると、

「LDKはできるだけ広くして欲しい。

あとは寝室と子供部屋で、どちらも洋室にしてください。」

と、言われます。

「和室は必要ないですか?」と聞くと、

「ベットを使うし、掃除もし易いから、板の間がいいです。

それに余分にもう一部屋作る予算も無いし・・・・・・・」

和室は本当に余分な部屋なんでしょうか?

床はタタミ、壁は左官のジュラク壁、天井は杉板。

床の間、仏間、押入、長押(なげし)、障子(しょうじ)、襖(フスマ)

柱や鴨居(かもい)、敷居(しきい)など白木の化粧材も使います。

もちろん新しいデザインを取り入れた「新和風」の和室もありますが、

大工さんや左官さんを中心に、長い年月をかけて培われた、

伝統工法が表現されているのも和室なんです。

最近は和室でも、バリアフリーが考えられていますので、

ローカとの境も段差を付けずに、タタミとフロアーを同じ高さにすることが多いのです。


ブログを書いていて思い出したのが、漫画の「サザエさん」たちが住んでいる家のことです。

波平さんは床の間の付いている座敷で書き物をしたり、カツオを叱ったりしていますし、

子供部屋もタタミが敷いてあり、布団を敷いて、枕元に翌日の服を置いて寝ています。

マスオさんとサザエさんの部屋も和室でした。

唯一台所のみが板の間でしたね。

付け加えると、庭も広く、平屋で、今ではとてもうらやましい限りです。


余談でしたが、とても深刻な事もあります。

先ほど伝統工法と言いましたが、

和室を作らない家が増えた今、その伝統工法を次の世代に伝える機会が減っており、

今では和室の仕事ができない大工さん?もいるのです。

近い将来和室は特別な部屋になってしまい、

私の家には和室があるんですと自慢げに話をする人がいるかもしれません。

和室


和室には多くの利用方法があるのをご存知ですか?

寝室・食堂・客間・書斎・居間など、そのほかに結婚式の結納品を飾ったり、

お雛様を飾ったり、親戚が来たら泊まってもらうことも。そのほかに法事ができたり・・・・・

和室はオールマイティなのです


「余分な部屋」、「贅沢な部屋」と思われるかたの気持ちもわかりますが、

もし少しでも可能性があれば、和室も部屋の仲間に入れてあげてください。


私は新築の家ができたら、クライアントさんより先に、

タタミの上に大の字になって寝そべって、天井板の木目を見上げるのが好きなんです。

これは設計士の役得ですね。


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